職場におけるセクハラ原因と対策【5選】
こんにちは。リンゴ社長です。
最近のセクハラは男性から女性ではなく、女性から男性、また同性同士のケースもあり、
セクハラ事案も日々増えてきているように思います。
もちろん、最近の方が昔よりも、実質セクハラは少なくなっていると思いますが、
訴訟やSNSの投稿等により浮彫になっているため、事案が増えています。
そんな今日は、職場におけるセクハラ対策について記載したいと思います。
1. 不要な男女の区別には気をつける
セクハラは直接的な物だけではなく、逆に性別に気を遣ってしまうが故に
間接的にセクハラしてしまうこもがあります。
例えば、「この女性に残業は大変だから、この仕事は男性の部下に任せる」
などと平然と言ってしまうことです。
男女雇用機会均等法が始まる前から働いていた年配の人達からすると
当たり前の感覚かもしれませんが、未だに事務職や受付に女性が多いことも
国際標準と逆行した日本の特徴として垣間見えてしまいます。
これは男女で無意識に区別している積み重ねとも言えるかもしれません。
こういった時代が長かった世代は、無意識に男性・女性と区別することが多くなります。
イスラム教も宗教的には男女を区別はしますが、職場・仕事という観点では
UNDPの「ジェンダー不平等指数」を見る限り、日本よりも年々改善されてきています。
今は肉体労働が主体ではなく仕事の質を考えると、男女で仕事の内容は変わりないため、
そもそも「男女」を区別して考えることを止めることで、セクハラ防止になります。
逆に男性には重い仕事をさせるとしても、別のパワハラ問題が孕みますからね。
2.名前の呼び方には気をつける
日本は敬語があり、上下関係を軸にした文化が形成されています。
「様、殿、さん、君」など色々な言い方があることから非常に敏感な国です。
外国人も日本人には気を遣って、「-san」と言う程です。
私はそれは止めてくれと思ってしまいますが、多くの日本人は名前の呼ばれ方に敏感で、
利にかなっており、使い方を誤るとセクハラと感じさせる要因にもなっています。
例えば、女性が男性の上司に「~~ちゃん」と呼ばれると違和感があり過ぎてるため
気持ち悪いと思われるケースがあります。呼称には気をつけた方が良いでしょう。
ただこれだけでは大きなセクハラの問題には発展はしないでしょう。
3.結婚、交際相手などの話題に気をつける
私もそこそこの役職が付いていて、見た目が若いと「この人何歳だろう?」などと
考えてしまうことがあります。これは新卒一括採用や年功序列社会が
そうさせているかもしれません。このように別にいやらしいことを
考えていなくても「年齢」が気になるシチュエーションは多くありますよね。
しかし、聞かれている方は何のために聞いているか不思議に思う人が多くいます。
また話題に詰まって続けて、プライベートな話題を振り、交際相手や結婚願望など
を聞き出すと余計に「いやらしさ」が増してしまいます。トラブルを避けるためには、
共通仕事や自分のプライベートな話をするしかないかもしれませんね。
4.スキンシップには気をつける
私はスキンシップで握手をすることが多いです。握手することで相手と約束した感じというか、
これから一緒にうまくやっていきましょう、という気持ちになるからです。
体を触りあう挨拶がない日本では、どちらかというと男性の方がスキンシップで
体を触ることが多いでしょう。肩を組んだり、ポンと背中を叩いたりです。
普段から男女でハグする文化がないこの国で、スキンシップだからといきなり
男性が女性の体を触るとセクハラされたと思われるのがオチです
男性としても、体を触ることはセクハラになるという意識はあるので、
嫌らしく触っている人は殆どいないでしょうが、わかりやすいため、
セクハラ事案になってしまいがちです。
もちろん、スキンシップと言いつつ痴漢みたいに触っていたら速攻でアウトですが。
5.間接的な下ネタには気をつける
これは意外と男性だけではないと思いますが、下ネタは意外に多く聞きます。
びっくりしたのは、私よりも年下の男達が私の女性部下がいる前で
風俗通いの話をし始めたのです。もちろん年代が近く、友達感覚で彼らは
話している訳ですが、その場に自分がいることがマズイと思ったものです。
特に普段の印象が悪い人同士が、下ネタを話していたら完全にアウトでしょうね。
こういった間接的な下ネタは、容姿を聞く時にも現れます。
例えば、ファッションであったり、髪型について言及したりです。
平気で胸のサイズを聞く人もいるくらいですが、
容姿に伴う話題など間接的に下ネタと受け止められやすい話題は止めた方が良いでしょう。
ということで、
仕事は大変なことも多いですから、人間同士の付き合いみたいなのはどうしても必要で、
それがセクハラにつながってしまうことが多いのかもしれません。
セクハラをしない保証がある完璧な人間は絶対に存在しませんんからね。
防止策として仕事そのものに集中する、違うコミュニティで男女が伴う人間関係は
構築すると言った生き方が適切かもしれません。
リンゴ社長