日本人を苦しめる日本文化。しかし活用できる【働き方】
こんにちは。リンゴ社長です。
偏見がありますが、私は50以上の海外の色々な国の人々と比べて
日本人は残念ながらストレスが溜まっている人が多い印象を受けています。
これは治安を良くするため、我慢をしないといけない部分があるのかもしれませんが、
日本以外にも治安が良い国は実際にあるため、改善の余地は十分にあると思っています。
自分の周りにも、日本独自のストレスから解放される人が増えれば良いなと思い、
このブログも書いていますが、今日は日本の良き文化も悪しき文化も
おおいに活用する方法について記載します。
1.同調圧力が人々を苦しめる
日本文化で大きく日本人を苦しめているのは「同調圧力」だと思います。
これは江戸時代の統治の仕方が現代の日本人まで影響を与えているのかもしれませんが、
周りを気にする人が異様に多いことです。田舎が嫌いになる人の理由にもなっています。
これにより日本人の多くは機会損失をしているため、ストレスになっています。
例えば、「親が言うので」から始まり、「周りの友達」「同僚」「上司」に価値観を合わせる日々。
こうして、いつの間にか決められたレールの上を歩む人生になってしまうということです。
しかし、人間には十人十色のため、どうしても心では納得がいかないものです。
この同調圧力は、日本独特の細かい厳しいルールとまでうまくマッチングしていて、
ルールを守らない人を同調圧力で半強制するような所も起きています。
つまり自分の生き方が他人の物差しになりやすい社会とも言えます。
しかし、社会に対して何も考えない人程生きやすい面があるとも言えます。
2.競合が減るメリット
但し、この同調圧力にもメリットがあります。それは枠から出る人が少ないことです。
枠からはみ出て行動する人は、ネットなどから叩かれるケースはありますが、
他人に能力の差がつけられるということは、社会的に得られる物は大きいでしょう。
「今の時代、今の年齢では仕事を辞めると他に仕事はない」という風潮(同調圧力)で
メンタルブロックが起こり、仕事を辞めたくても辞められない人がいます。
そういう人がいることで、行動できる人はより先にビジネスを開始できます。
また、思考停止している人と差をつけることができます。
日本では「自分はこう思う」と発言できる人はあまりいません。
これは同調圧力により周りが良いと思うことが「正解」と教わっている所があり、
マニュアル人間が多いのもそこでわかります。
レストランの対応でも、メニュー以外のことは利益があってもできない人がいます。
このように本当は正解がない世界の中で、他人の物差しを「正解」と思うことで
思考停止する人が多いため、差をつけられるということです。
戦国時代後の徳川幕府にしても、各藩に反乱をさせない意図があったように、
政治家やその他の人にとっては都合が良いのかもしれないと思うと
腹立たしいですし、何よりも自分の頭で考えるということが大切です。
3.平等主義で、救われることがある
同調圧力に関連して日本の文化として存在するのは強烈な「平等主義」です。
これは悪平等とも呼ばれますが、平均を取る政策や思考のことです。
つまり不平等が嫌いな人、不平等に対してアレルギーのある人が多いです。
デフォルトは中間層であり、金持ちは悪いことをしていると言われるように、
平均が「善」とされています。これは、行動力がある人程、嫌な文化ですが、
庶民であればある程、責任なく文句を簡単に言いやすい文化だとも思います。
どんな顧客のクレームにも対応してくれる企業が多いのも、
金持ちが尊敬されないのも、この不平等が嫌いな文化で、
社会主義の良い所を取り入れているとも言えます。
つまり、自分が立場が弱くなった時ほど救われることがあるでしょう。
サラリーマンも完全な能力給ではないことで、救われている人もいます。
4. 結局は人である
とは言え、文化以上に大切なのは、出会う「人」です。
人というのはやはり人がいないと生きていけませんし、互いに影響されます。
そのため日本人でも、同調圧力や平均からはみ出た人を応援してくれる人は沢山います。
むしろ、はみ出るくらいの人の方が社会に良い影響を与えていると思います。
多くの人は同調圧力で同じような態度を示しているだけで、
心の中は生身の個人だということです。
文化に悲観せず、素敵な人達と一緒に仕事をしていきましょう。
リンゴ社長