サラリーマンが謙虚になり過ぎてはいけない理由
こんにちは。リンゴ社長です。
日本のサラリーマンは非常に謙虚というか諦めている人が多くいるように感じます。
もちろん情熱を持って会社を動しているような存在は沢山いますが、一般的にです。
こういったマインドが日本の生きづらさを反映しているものと日々感じています。
人間はうぬぼれてはいけませんが、謙虚になり過ぎてもいけないと思います。
本日はそんな「謙虚になり過ぎてはいけない理由」について書いていきたいと思います。
1.権利を主張しないとシステムが改善されないから
日本は有給休暇などを例にしても、気を遣って取得できないという
労働者の権利を自ら放棄しているケースが多く存在しています。
政府から5日間の有給休暇を義務付けられても尚、気を遣う人が出ているようです。
一見、自分を犠牲にして周りのことを考えることは立派には見えますが、
それを行うと後輩や部下など周りにも行動しづらい空気を作ってしまいます。
そもそも、原点を考えるとあなたは何のためにサラリーマンを選んだのでしょうか。
「単純に休みたい人は当然の権利で休む、仕事が好きな人は休まず仕事をする。」
それだけのことで、5日間の有給休暇の義務付けをしなくても社会は回ります。
逆に働きたい人にも休ませてしまう制度で中途半端になってしまっていますよね。
このように謙虚になり過ぎると、社会システムが中途半端になります。
2.自由を奪うため
日本は同調社会でまた周りと合わせる人が多く社会主義的な雰囲気のある国です。
新卒の大学生が内定式に同じスーツを着て会社に行くのも日本の特殊な光景です。
しかし、本来日本は自由の国ですし、立派な資本主義の国です。格好も自由な筈です。
そのため、自由を奪っているのは誰かというと、国でも社会でもなく「自分自身」です。
そんな自由を阻害していることの代表が謙虚になり過ぎることです。
謙虚になることの本来の良さは、うぬぼれないように律することだと思いますが、
周りに合わせる謙虚は、自分の行動を制限するため我慢をしてしまいます。
人は我慢ばかりするとどうなるかというと、自由に行動している人を嫉妬したり、
また自分と同じように他人に我慢を強いることにつながります。
会社の制度への不満は、労働者と経営者との間の対立軸が一般的であるのに対し、
日本ではサラリーマンの行動を制限しているのが、同じサラリーマンだったりします。
3.安売りすることにつながるため
また謙虚のし過ぎて良くないことは、商売上の安売りに繋がるからです。
かくいう私も営業をして成績を上げられない時に、会社に申し訳ないと思う性格でした。
それは経営する厳しさも知っていたこともありますが、そもそもサラリーマンを選んだ理由は、
月給に我慢することはできるが、経営的なリスクを取れないからでもあると思います。
そのため、自分の成長のために自分自身を律することは大事なのですが、
会社に申し訳ないと思うことの殆どは経営者に任せれば良い問題でもあります。
そこまで末端のサラリーマンが責任を感じてしまうと、自分を安売りすることになります。
安売りすると、給与も上がらず、ブラック企業が維持されてしまいます。
サブスクリプションモデルの商品であっても、海外の製品は値上げを平気で行いますよね。
お客様のために極力安くするために働くということは、日本経済にも悪影響かと思います。
安い飲食店が良い例ですが、日本ではどうしても「安くて良いサービス」を求められ、
時には客と言う立場の際に我々も求め、労働者がお客さんに対して安売りしてしまいがちです。
給料を上げることは難しいことですが、自尊心だけは失ってはいけません。
自分を毎日安売りしてしまう会社は早く転職した方が良いでしょう。
リンゴ社長