休んでいる人を妬む風潮のある日本の特徴(3選)
こんにちは。リンゴ社長です。
昨年の夏、安倍首相の夏休みを「休みすぎ」批判する記事を見ましたが、
日本には他人の「休み」に寛容ではない人がある一定数いるようです。
政治的に反対の立場だからということで、とりあえず批判している人もいると思いますが、
私は政治家や経営者こそ、休みを取ってくれた方が安心します。
社長が毎日実務をこなしているとしたら、その会社にいる社員は少し不安になりますよね。
しかし、人間なので、自分が辛いことがある時こそ他人に妬みやすくなります。
そんな今日は働き方改革にも悪影響を与えている
「休んでいる人を妬む風潮のある日本の特徴」について書きたいと思います。
1.平等社会だという認識があるため
日本は一億総中流という死語があったように、多くの人に中流意識があります。
また、日本のお金持ちは、出る杭は打たれるのを知っているため細々と暮らしたりしています。
つまり、日本は平等意識が強い文化があります。そして仕事していることが美徳です。
そんなことから、日本は最も成功した社会主義の国と揶揄されることは多々ありますよね。
芸能人がTwitterで外野から執拗に叩かれるのも、平均と違って秀でているからでしょう。
多分、外国人はこんだけ裏で日本人が人の悪口を言っているのを見てビックリするでしょうね。
このように平等意識が強い人が多い国程、悪平等意識が生まれやすいです。
お金持ちもそれなりに努力して、高級レストランに行けているにも関わらず、
高級レストランに行っていることだけに目を向けて、嫉妬してしまうのです。
2.調和を重んじて我慢している人が多いため
義務教育の問題ではありますが、皆仲良く、協調性のある子が良いという教育が行われます。
私のように、あまり教育の影響を受けなかった人は、幸せだったなと今では思いますが
意外と真面目に先生や親の言うことを聞いて育っている人は多いと思います。
自己決定をさせないと、人に敷かれたレールを歩むことになりますし、
それが良いアドバイスであっても、自分の本音には嘘はつけません。
そんな所から真面目な人程、我慢をして仕事をしてしまうのです。
こういった我慢はいつか自分の体への不調か、社会に対する反逆心に変わります。
そんな時にこそ、自分より休んでいる人を引きずりおろしてガス抜きをします。
嫉妬している相手の悪口を友達に言っている人もカフェでよく見かけますね。
他人は他人で良い、どうせ皆死ぬのだから・・と思いたい物ですね。
3.他人の違いを認められないため
1.2と関連しますが、総じて「他人の違いを認められない」人が多いのでしょう。
1の平等社会であること、2は教育的な背景があることと関連して、
他人と同じ道を歩むことが美徳されている節があります。
少し話はそれますが、JPOPの歌詞は日本っぽいと私はよく思うのですが、
日頃我慢していて、他人とは違うという反骨心みたいな物を歌にしている点です。
もちろん世界にはパンクはありますが、日本はどこか政府や社会というよりは
日常の対人関係に対するパンクという感じで、女子の陰口を聞きながらも、
今に見てろよ的な女子の歌というか、そんな曲が多々聞こえてきます。
他人の違いを認められない人が多い社会ですが、外国人は話が別になります。
日本人の多くは彼らを仲間に入れるというより、常に「外国人」とみるため、
違いを認められたりするんですよね。
日本人の仕事の休みや細かいマナーについては許さないけど外国人だと許すように。
なので、日本人同士であっても人目で違う人だと思われるくらいのインパクトがある人は
違いを認められるのかもしれませんね。出過ぎた杭は打たれないと言うように。
嫉妬から逃れて外国に行く人達を多く見た
私は今まで50を超える国に行きましたが、所々で日本人と会う機会もありました。
つまり海外に住んでいる日本人です。現地の日本企業で働いている日本人も同様ですが、
なぜかノリが良いというか、The保守的サラリーマンという人は少ない印象を受けました。
色々と話していて多かったのが、日本社会の厳しさや窮屈さから脱却するために、
海外に飛び出した、また日本企業でも海外勤務を希望したという人です。
日本で働いていた時よりも伸び伸び仕事ができているようでした。
ただ彼らは日本が嫌いな訳ではなく、日本を変えようと思っている人も多かったので、
実はこういう人たちの外圧によって日本社会は変わっていくかもしれませんね。
リンゴ社長