日本人も外国人も日本で暮らすのがしんどい理由
こんにちは。リンゴ社長です。
金曜日の夜の日本人は楽しそうに見えますが、日ごろのうっ憤を晴らすかのように
酒を飲んでいるようにも見えます。平日のマナーはどこに行ったのか電車で酔って爆睡。
全員ではないのですが、傾向として、どこか「しんどそう」なのが現代の日本人です。
また外国人にとっても日本は働きづらい、住みづらい国のトップを飾っています。
本日はそんな「日本で暮らすのがしんどい理由」について書いていきます。
1.労働環境
日本が住みづらい大きな理由は何と言っても、「労働環境」にあるでしょう。
特に先進国の基準と離れている、低賃金、サービス残業、有給消化率の低さなど
労働者に負担が多くなっていることが主な原因です。
もちろん有給消化率は日本に祝日が多いことが問題であったり、
労働者自身が、会社と交渉せず、言うことをただ聞いているからという問題もありますが、
それにしては賃金が低いのではないかという所が最も不満の多い所でしょう。
例えばITエンジニアで言うと、他の先進国よりも給与は低いですが、実質的に技術力に
差がある訳ではないことを気づき始めているため、海外で働く人も増えています。
日本人同士の環境だと我慢を強いられるから、出た方が手っ取り早いですもんね。
また、外国人にとっては、外国人というだけで昇進が中々できない不満もあるようです。
外国人にそのような待遇をしているのであれば、男女雇用格差もそう簡単には
無くならないのではないでしょうか。
2. 本質よりもルールが先行しているから
外国人が働きづらい、住みづらい理由としては、良く分からないルールが沢山あることでしょう。
日本人にとっても、「このルールはいるか?」と思っているルールは多い筈です。
例えば、仕事で言うと「名刺の交換の仕方」とか、上座だとか「座る席の順番」だとか。
会社の飲み会では後輩は先輩にビールを注ぐなど、行きたくなくなるルール満載です。
また、日常で言うと、電車の優先席などを見ても日本人の思考停止感が否めません。
他の国に行くと、優先席が無くても、ハンディキャップがある人には席を譲ります。
融通が利かないばかり、優先席という席ができたり、会話しなくてもうまくいくように
色々なルールが増えていき、逆にそれが窮屈にさせています。
ルールを作り、人々に自粛させることは、窮屈な一方で治安が良くなる側面はありますが、
少し寛容になろうよという感じです。自由な発想のある若者が、外に出たくなる理由がわかります。
3. 未来を感じられないから
日本はデフレが長く続き、賃金も上がらないため、経済成長を実感している人は少なく、
老後の不安などを抱えて生きている人が多いです。若い内から心配している人もいるくらいです。
経済成長と関連して、人口が減少していくというのも未来を感じられなくするのかもしれません。
実際に多くの人が死ぬわけですからね。しかし、成長が止まっているのは日本だけの
現象と気づいている投資家や起業家などはマーケットの大きい外国に投資をしています。
経済成長だけが理想の未来ではないですが、漠然と日本の良い未来が描けない人が多いことは
これから日本が困難な道を歩む可能性は非常に高いと言えます。
海外移住者は増加している
このようなことからインターネットの普及等で、海外の情報が多く入るようになったからか、
多くの日本人が外国と比較をするようになってきたように思います。
その結果、実際に外国人と結婚している人以外にも海外移住者は増えています。
逆に日本のインフラや治安の良さなどに気づくというのも良いことではあるのですが。
若者は賃金の問題で海外移住、富裕層は税率の低い国へ移住する傾向があるようです。
皆さんも日本が辛いと思ったら、一度海外に住んでみるという経験することをお薦めします。
私は比較的に取得が簡単な学生ビザからフィリピンに滞在をしたことがあります。
別に逃げ出しても、日本人の人は国籍は日本のままなのでいつでも日本に帰れますからね。
リンゴ社長