台風時の出社は生産性の無い行為である3つの理由

こんにちは。リンゴ社長です。

今週、東京に台風が直撃し、前日には予め運休を発表していた路線も多くありました。

また関東では多くの被害を生んだ台風でもありました。

私は電車を使わないため仕事には幸い影響はありませんでしたが、

電車を利用している人は入場規制などがあって大変だったようです。

また、営業等で人と話す際に「台風は大丈夫でしたか?」という質問をしましたが、

無理して会社に行く人がいたり、前泊する人もいたのだとか・・

私自身が電車を利用しないですし、また在宅ワークを推進している身としては、

内心、会社に行く行為そのものも無駄に感じてはいるのですが、

特にインフラなど生活に欠かせない仕事ではないのにも関わらず

前泊を指示さている人がいるなんて、どこまで厳しい会社なんだと驚愕しました。

今日は「台風時の出社は生産性の無い行為である理由」について書いていきます。

1. 会社に行くことが仕事ではないため

台風でも出社しないといけない人は、本来インフラ関係や治安維持に従事しているような

人々の生活に無くてはならないサービスを提供している人達くらいでしょう。

その他のサービス業にも関わらず、無理して出社させるのはよほどブラック企業です。

会社に行くことが「仕事」ではなく、効率よく成果を出すのが仕事です。

しかし、蓋を開けてみると電車が止まっていても早く会社に到着しようとする人が多く、

駅も入場規制がかかっているようでしたが、「台風でもなるべく早く行かないといけない

というのは非効率の極みでしょう。ある程度混雑が落ち着いてからの方が安全です。

今は遠隔で仕事をするツールが沢山備わっています。

重要な商談は別としても、お客さんとは遠隔でも話すことも可能な時代です。

2. 身の危険があるため

しかし、仕事を家に持ち帰れない人も多くいると思うので、会社に行かないといけない

という人はいるでしょう。しかし、首都圏各駅で行列ができるほど、

皆会社に行かないといけない人ばかりなのかは少し不思議です。

多くは組織の問題で、適格な指示を社員に対してできていないことが原因ではないでしょうか。

しかし、台風の問題は交通機関が混雑することではありません。

問題なのは「危ないこと」です。つまり、自分の身の危険があるのです。

会社の命令だからと言って、自分の身の危険は自分で守るべきです。

逆に無理に出社させることは社員のことを考えていない組織とも言えると思います。

3. 今の時代に全く合っていないため

今の時代と言うか、災害があっても休むという概念がないのは日本が変なだけですが、

そんな日本でも沢山の遠隔仕事ツールが会社で普及しています。

・同僚への連絡はSlackやLINE

・遠隔会議システムでお客様と会議

・クラウドで利用できる社内ワークフローツール

等々

もちろん重要なミーティングや直接会わないといけない商談もありますが、

それを台風の時にわざわざ行う必要もありません。

そもそも時代に合っていないのは、「多くの人が出社を望んでいないから」です。

その内に無理して出社した社員が途中で事故に巻き込まれて亡くなるなどして社会問題化され、

政府手動で「台風休暇」などができるといった不幸が起こる前に、

会社組織の方から変わって欲しい所です。

働き方改革は自分自身から始めるため、組織や国に頼っては改善されないでしょう。

皆さんも無理して出社せず、休日扱いにする会社であれば

有給休暇を取ってでもオフィスに行くことを休むことをお薦めします。

同調圧力で自分の身を危険にさらすのは、人生にとって良くないことですから。

リンゴ社長