日本の学校では教えてくれないお金の教育
こんにちは。リンゴ社長です。
日本の家庭では一般的にお金の教育が進んでいないと言われており、
また、お金儲けは汚いという文化もあり、お金持ちは敢えて庶民的な暮らしをしています。
もちろん、世界中どんな国もカネカネしている人は嫌われる傾向がありますが、
内心で日本人はお金が好きな人が多いと感じます。
それは若い内から老後に備えて貯蓄している人が多いことを見ると、
家族や友人との助け合いという信用よりは、お金にも大きな信頼を置いているからです。
そんな今日は「学校では教えてくれないお金の教育」について書いていきたいと思います。
1.お金の歴史
学校で歴史を勉強すると政治的なことが大きなテーマになりがちで、
進学校などの世界史の授業を除いて、「お金の歴史」はあまり教えられないのが現状です。
人類は権力争いだけで戦争を起こしていた訳ではなく、経済が必ず関わっています。
我々人類は、物々交換から始まり、1対1の取引を越えるため貨幣を発明し、
貝やゴールド(金)を共通の価値として見出しました。中国の宋では紙幣が開発され、
モンゴル帝国の信用の元では、紙で取引が活発化し、ベネチアのマルコポーロを驚かせました。
また、そんな頃からイタリアで銀行ができ、両替商が活発にビジネスをします。
そして、第一次世界大戦後は、金貨と同じ価値の紙幣を発行する金本位制が崩壊し、
より信用による取引が進んでいます。今ではクレジットカードや仮想通貨など
実物を意識しないバーチャルな取引が主要にもなってきています。
2.お金とは「信用」の中にある1つの指標であること
前述の歴史を学ぶことで、お金とは信用を基に利用するツールだと理解できます。
例えば今1万円として価値を見出している一万円札も、日本銀行や日本が崩壊したら、
紙きれになってしまうことは、第一次世界大戦のドイツを見れば想像ができます。
お金には絶対的な価値がなく、権威などの「信用」を基に作られています。
銀行や政府といった発行元に信用があったり、ビットコインなど中央政府がいなくても
信用があったりするので、信用とは何なのかは専門家ではないのでわかりませんが、
お金とは信用の中にある1つのツールであるということです。
この信用はお金だけではなく、家族や友人などの人間関係における信頼にも当てはまり、
我々が無意識の内に指標としています。
3.自分でお金を生み出す経験
お金に信頼を置いている人程、お金儲けに対して卑しいと思ってしまいがちですが
歴史を勉強して、取引のための「ツール」だと理解すれば、アレルギーが消えます。
そして次に必要なお金の教育とは、自分でお金を生み出す経験をすることでしょう。
私は株は少額でやっていたものの、サラリーマン家庭で育ったのもあり、
私自身もサラリーマンだったので、仕事を辞めた後で自分で行った商売は苦戦しました。
去年までの年収と比べてしまったり、給料をもらっていた感覚が抜け出せなかったことや、
リスクを取れないことがその原因でもありました。
毎月時間を売って給料をもうという経験だけではなく、小さい頃からリスクを取り、
自分でお金を生み出す経験こそ最も良いお金の教育になると感じています。
日本では子どもに対してお小遣いという形で、お金を与えていることが多いですが、
それも、ある意味でサラリーマンの多い国の給料性の文化がそこにあります。
ロックバンドのKISSのベーシストであるジーンシモンズさんの自伝で
小さい頃にサボテンの実を打った経験が書かれていましたが、この自分で稼いだ経験は
資本主義の本質であったと捉えているようです。今のように自身のロックバンドを
商標登録してビジネスを拡大できた理由もそこにあるのかなと考えてしまいます。
では・・子供に対して何をするかですが、
「父親に肩を叩いたら500円が貰える」、
「この皿洗いを毎日手伝ったら母親から500円を貰える」
など自分で考えて行動させ、親がそれに見合った対価を支払うことでしょう。
サラリーマン生活が長い大人の場合は、転売などの副業から始めて自分で稼ぐ感覚を身に着けるか、
セミナーや塾に通うというのも1つの選択肢として大事であると感じます。
皆さんもお金に対して改めて考え直してみてはいかがでしょうか。
リンゴ社長