就活で悩んでも仕方がない3つの理由

こんにちは。リンゴ社長です。

移動中にリクルートスーツを着ている学生を見て、自分の学生時代を思い出しました。

かくいう私も大学生の時に就職活動を行っておりました。(新卒で入った大学は辞めましたが)

同じスーツを着て、似たような人達が面接に行くというのは日本独特で不思議な光景のようですが、

私も当時嫌々スーツを着ていた気がします。同様に今も就活で悩んでいる学生が多いようです。

実際に働くとわかるのですが、本当に就活はしょうもないイベントだなというのがわかります。

そんな今日は就活で悩んでいる人に、少しでも気が楽になれたらなと思い、

「就活で悩んでも仕方がない3つの理由」を書いてみます。

1.「就活」は新卒採用のため発生しているだけ

日本は戦後に「金の卵」と言って、子どもが多い時代に、

多くの会社が集団採用を行っていた時代がありました。その時代は年功序列や終身雇用が

前提となっておりましたので、会社が時間をかけ育てて一人前にするという教育が主流でした。

それは日本が成長している時代、また当時の産業構造上では効果的でしたが、

今は人口減少や日本の景気減速などで、年功序列や終身雇用が維持ができない

と悲鳴を上げている会社もある時代です。

若くて、育てて将来活躍する人材になるか、ということを見て採用していた文化の名残です。

「育てて活躍しそうな人材」は、この学生が努力ができる人材かどうかということで、

学歴(受験に向けた努力をしたか)が1つのフィルターとして問われています。

そのため、学歴(偏差値)が周りよりも下だからと言っても気にしないでください。

そもそも就活は普通の大学生同士が行うので、学歴の高い人が際立つという世界なだけです。

逆に学歴が活かせるのはこの就活くらいです。働いてからでも全然差は埋められますよ。

ちなみに即戦力が必要な会社は新卒採用を行っておりませんし、

中小企業などはそこまで学歴を気にしていません。

2.面接官も大した学生経験をしていない

今でも面接官から「学生時代頑張ったこと」という定番な質問があると思います。

今思うと不思議な質問だなと感じますが、学生時代の経験でかなり秀でていたら、

恐らく就活はしていませんよね。

就活せずにスポーツ選手、起業家、ミュージシャンなどになっていると思います。

周りが「すごい経験」を伝えた所で、結局就活という土俵に立っている時点で「普通」の存在です。

なので、私は何をやっていたんだろうだとは思わないで下さい。

日本では(特に文系の場合は)、学生時代の履修科目や成績は殆ど評価されません。

なぜなら先輩社員も(私も)大学で勉強をしていない人が多く、正当な評価ができないと思います。

そして、新卒という枠は入ってから育てることが前提であり、学生時代の研究成果などはあまり関係ありません。

そんな背景から、「学生時代に頑張ったこと」を聞くくらいしかネタがないのです。

個人的には、就職のために無理して学生時代に経験しても本質的ではないし、時間が無駄です。

ちなみに、他の国では、企業に対して「ポートフォリオ(4年間で学んだこと)」を提出することがあります。

3.結局は3年以内に辞める人がほとんど

大卒も高卒の新卒も入社してから3年以内で辞める率は30%を越えています。

つまり現在、頑張って入ろうとしている会社でも、ミスマッチが起こる可能性があります。

理由はインターンもせず、会社説明会や面接だけでは会社のことを知ることは不可能だからです。

会社のことを知るには実際に働くしかありません。

大企業でもブラック企業、中小企業でもホワイト企業があります。

また、ブラック企業、ホワイト企業という概念も個人差があるため、やはり働いてみないとわかりません。

先輩社員がこの人は部下だと一緒に働きやすいかな?とフィーリングで評価している場合もありますし、

「新卒は面接でしっかりしたことを言っていたけど、実際働いてみたら違う・・」と

言っている社員も見たことがあります。

つまり、「自分の軸」や「やりたいこと」など本質的な質問が問われるかもしれませんが、

面接は極めて「表面的」な物です。そんなことに悩んだり、また命を落とすなんてもってのほかです。

但し、就活も社会人としてのマナーなどを磨いたり、色々な会社の説明会を聞けるのは

貴重な経験になると思います。また、新卒採用という枠は無償で会社が教育もしてくれる

という点では恵まれた環境であるとも言えます。

そういった機会は十分に活用していきたいですね!

リンゴ社長