明確なゴールがある人は下積みが不要です。
こんにちは。リンゴ社長です。
著名人等による「下積み不要論」というのが話題になることが多いですが、
私も明確なゴールがある人にとっては下積み期間は不要だなと考えています。
よく下積みの話で出てくるのは「寿司屋の修行」や「制作会社の映像の仕事」など。
私は寿司屋について全く詳しくないので、何も言える立場ではないのですが、
下積みが不要というのは、いきなり店で握って出すことが重要という意味でしょう。
私もいきなりバッググランドがないのに舞台に出て、踊りの演出をした経験がありますが、
そんな今日は明確なゴールが定まっているなら、下積みは不要な理由だと言う理由と
ゴールが決まっていなら下積みは必要ですよという内容で書いていきます。
勉強よりも経験することが必要
私はバンドで演奏していた経験がありますが、バンドマンはと言うと、
中学生や高校生の時からギターやベースやドラムに興味を持って音楽の道に入っただけで、
小さい頃にピアノを習っていたり、英才教育を受けている人は意外と少ないです。
クラシックとは違って、いきなり舞台に出ることもできます。すぐに「ミュージシャン」になれる訳です。
音楽理論を学ぶために披露するまでに時間を要して、好きでもない曲を練習している人と
いきなり舞台に立って下手でも人前で披露する人では、どんどんと演奏力の差が開いてしまうと思います。
お客さんがどのような物を求めているかが肌感覚でわかるようになるからです。
もちろん音楽理論が好きで、練習そのものが好きであれば問題はないですが、
そもそもが舞台に出たいという目標であれば、すぐにでもできます。
このように、何のための勉強や下積みをしているのかを考え直すことは大切だと思います。
私も海外の舞台でMCをしたことがありますが、日本人の場合はまず日本で経験してから
次に海外という思想になりがちです。英語をしっかりと勉強してからではないとダメだとか。
意外と海外の方が反応が良くて舞台慣れしやすかったりしますし、
世界に出るのが目標の人は、すぐに出てしまった方が良いかなと思います。
但し、そこからが勝負なので、初めて本当の下積みになるのかなと思います。
お金儲けも、お金を稼ぐという行為に下積みは要らないけど、大きく稼ぐには下積みが必要なのと同じです。
下積み期間は本業と関係のないことをさせられることが多い
私も新人の時は、メインの仕事とは関係なく新人だからという理由で
会社に届く荷物は全て取りに行かされたりと雑用を多くさせられていました。
嫌々ながら当時はそういう物なんだなと思っていましたが、後輩には同じ指示はしませんでした。
雑用は組織内での信頼関係を築くことはできますが、本当のスキルを身に付けることとは
関係がないと思うからです。またサラリーマンの場合は今の組織がずっと続く保証もないですから、
同業で他の会社でも活かせる仕事の下積みをした方が断然良いでしょう。
このように本業とはずれている下積みの経験が長いなと感じる場合は、やめてしまいましょう。
かと言って、目標がないなら下積みは必要
前述のように「舞台に出たいからピアノの練習をしている」と言った目標がある場合は、
下積みは不要であることは多いと思いますが、
小さい頃から何となくピアノを練習させられている子どもがいたら、少し話が違ってきます。
例えば、徐々にピアノが好きになって、舞台に出たいと考えるまで時間が必要なのかもしれません。
人前に出るのは向いていないため、途中で作曲の道に興味を覚えるかもしれません。
サラリーマンの独立にしても、何をしたいかがわからなければサラリーマンを続けていた方が良いです。
このように下積みは守ってもらえる安定期間とも言えるので、明確な目標がない場合は必要です。
じっくり考えることが必要な時もある
恐らく下積みが不要だと思う人程、合理的でどんどん早く次に進めたい人が多いと思います。
私も仕事で上司から「急ぎ過ぎず、じっくり考えることも必要だ」とよく言われました。
アイデアはフッと出てくる時もありますし、何も目的がない時に得られる物もありますからね。
特に人間関係なども、すぐ信頼が築けることができる訳ではありません。
何事もバランスが必要なのでしょうが、不要な下積みを行っている方はすぐに止めて、
正しい下積みである「経験」を優先して欲しいと思い、本日の記事は書いてみました。
リンゴ社長