サラリーマンの市場価値と年収と関係がない
こんにちは。リンゴ社長です。
私はせどりを行って、良くて最高で月10万を達成したことがありました。
その月に費やした時間はサラリーマンの本業の時間と比べたら、1割くらいの時間です。
もちろん初期のリサーチの時間や学習時間を含めるともっと時間はかかっていますが、
単純にその月では、本業と比べたら1割程でした。しかし給料は3分の1以上。
サラリーマンをやっていることが一瞬バカバカしく思ったものでした。
以下の理由で、サラリーマンの価値は給料の額だけではないと気付くのでした。
※本記事はやりがい搾取と言われるような、ブラックな内容ではございません。
商品の市場価値と給料がかけ離れている理由
せどりでは、物を仕入れて売り、そこで出た粗利から経費を引き、自分の利益となります。
特に利益が10万円規模ですと、まだ個人で運営できるレベルのため粗利率も高いです。
一方で大きな組織になると、人件費を含めた投資も増えて粗利率は低くなります。
このような組織全体の売上としては、組織の力を活用できる大企業ほど稼ぎやすいが、
自分が営業として獲得した利益だけでは自分の給料は出ません。
このようなことから、お金を生んでくれた商品の市場価値とサラリーマンの給料は
必ずしも一致しないのだなと私は感じたものでした。ボーナスとしては反映されますが。
しかし、逆に自分が不調な時は、周りの社員や他の部署の売上によって、
支えられている側面もあるため、リスクヘッジされた収入とも言えます(解雇されたら別)
市場価値は個人に対してのみ与えられている
前述のような理由から、組織の一員としての給料は”たかが”知れています。
1000万円代の高収入サラリーマンと私の収入はかけ離れていますが、一般論としてです。
他の起業家や個人投資家などと比べると、稼げる上限額が低いという事実があります。
このように最適化された収入になってしまうのがサラリーマンのデメリットでしょう。
日本の会社は特にそうなっているので、社会主義に近い所でもあります。
つまり、サラリーマンである限り、市場価値について考えてもたかが知れています。
そこで、市場価値を出すにはサラリーマン以外で活動をすることが重要になります。
サラリーマンであるブランドや経験を利用して、副業をしている人は多くいます。
よくメディアで取り上げられるようなスーパーサラリーマン達も同じですね。
彼らはサラリーマンでの収入よりも副業の方が大きく上回っていることがあります。
サラリーマン経験と関係のない副業だとしても外で市場価値を試すのは可能で、
自分が決めた値で商売することができるため、収入より上回ることがあります。
いずれにしても、これらはサラリーマンとしての経験は生きていても、
「サラリーマンとして」ではなく、「一個人として」測られるのが本来の市場価値です。
給与が低いだけで辞めるのは見誤るリスクあり
費やした時間と受け取った副業の収入が、サラリーマンより割が良かったとしても、
サラリーマンの給料が低いと考えることとは別テーマです。
サラリーマンの収入はある意味、粗利100%です。全てが手元に入ります。
(正確にはスーツ代だと飲み代等の経緯はありますが、固定費ではありません)
そして、自分の体の調子が悪い時や、旅行していても、有給休暇という形で
粗利100%の収入が継続して貰えます。楽しく思える仕事もあるかもしれません。
また、自分の仕事ができてなくても給料が入るというリスク対策もされています。
このようなことから、サラリーマンの収入が市場価値と見合っていないと感じる方は、
サラリーマンを安易に辞めず、副業として少し収入を得てみてから、
「外の市場価値」と比較して考慮することをお薦めします。
リンゴ社長