トンデモ新人の働き方はグローバルスタンダードである
こんにちは。リンゴ社長です。
皆さんは会社などで新人社員と接したり、または教育担当になったことがあると思います。
以前、私は新卒を雇わない会社に入っていましたが、急遽新卒が採用されて戸惑ったことも。
彼らは大学を卒業して就活をしたいわゆる普通の新卒の社員です。
私みたいに、しばらく新卒採用をしていない会社にいた人間としては、
急に新人を教育する過程で、自分の考えが柔軟でなくなっていることにも気づきました。
つまり、日本の嫌なサラリーマンになってきていることに気づかされた訳です。
そんな今日は新人の働き方は「意外とグロバールスタンダード」という話をします。
1.トンデモ新人は世界では普通
よく話題にのぼる、トンデモ新人のエピソードがありますよね。
結構、面白いエピソードが多いのですが、私も当時は同じような物だったのだろうと思います。
なぜ新人エピソードが面白いかというと、日本にはルールが多すぎるからです。
スマホでメモを取る新人、金髪で出社する新人、仕事中にTwitterをしている新人・・・etc
よくよく考えるとそんなに変なことではないんですよ。世界にはごまんといます。
学生はサラリーマン程しがらみも経験していないから、注意をされる意味がわからない
といったのが本音でしょう。上が「本当にわかってるのかな?」と思うのはそういうことです。
身なりもそうですが、日本はなぜか厳しすぎますし。世界ではもっとラフに働いています。
このように、私は色々な国を見てきたので、日本を客観的に見てしまう癖があります。
そのため、新人に「徐々に変わっているけど、日本ではこういう所は厳しく見られるよ」と
新人の価値観を否定しない言い方で注意すると、「本当に日本は変ですよねー!」
と逆手に取って、偉そうに返してくるのも新人だったりするのですが・・。笑
2.「残業しない」「飲み会は出ない」は良い傾向
私の下だけかもしれませんが、何の引け目もなく全員が定時に帰っています。
私も無駄な残業は絶対にしない主義ですが、日本では帰ることさえ気を遣う人が多いとも聞きます。
私の近くにいた新人はそんな素振りなく、気づいたら居なくなっていることが多々ありました。
これが平気な感覚というのは、逆に日本にとっては良いことだなと思います。
そうやって感心しているのもつかの間、仕事が全く終わってないこともあるのですが。笑
次に飲み会も出たくないという新人も実際にいます。これも良いことだなと思っています。
かくいう私も出たくないからです。プライベートな時間が壊される感覚は理解できます。
逆に飲み会に出て、後輩や部下に酒を注がせたり、マナーにグチグチ言ったりする
嫌な上長も実際にいて、私自身本当に不愉快になったことがありましたから
余計に強要はできません。誘うなら彼らのゲストとして扱うよう気をつけています。
自分の時代はこうだったと過去の慣習を次の世代に押し付けるのは、正直に言って
日本全体が前に進んでいないからで、若者に優しい国ではない所以でしょう。
3.違和感があったら、早めに辞めるのも大事
このブログを今見ている新入社員や、入社して2・3年目のサラリーマンの人でも
会社のルールや仕事の仕方が意味不明で辛いと思っている人はいるでしょう。
仕事をしないことは論外ですが、仕事とは関係ないことに振り回されているなら
辞めることも大事です。また、日本は仕事には関係のない仕事が実際に多いです。
なぜ規定外のことまでやらないといけないんだと感じるような人は特に
グローバルスタンダードな考えを持っていますから、日本から離れるのも手でしょう。
会社での人間関係に苦しんでいるような人も、一旦日本社会から外れることで、
こういう考え方もあるんだ・・とか、自分の考えに合った人が逆に
マジョリティの国も意外と発見したりするものです。もちろん大変な部分も多いですが。
そのため、上の世代も、新人だからとからかったり、上から目線で見るのではなく、
これが日本が進んでいる道であり、グローバルスタンダードなのかもしれないと
考えるとが逆に気づきがあたりします。トンデモ新人を笑っているつもりが、
仕事後に酒を飲んで愚痴を言い合っている方がトンデモ上司と思われているかもしれません。
リンゴ社長