在宅勤務・遠隔授業・レッスンで工夫できること

こんにちは。リンゴ社長です。

最近は外出自粛により、家にいる時間が圧倒的に多くなっているかと思います。

特に人生で一番時間を費やすのは「仕事」だと思いますが、

そんな仕事を在宅で行う人が都市圏の会社を中心に増えているかと思います。

私自身も元々、インターネットを利用した業務支援を行っている仕事もしていることがあって、

日々工夫が必要だなと感じていたので、本日はいくつか書いていきたいと思います。

1.監視によるマネージメントを止める

日本企業はメンバーシップ型と言う、外資系企業に多いジョブ型と違い、

個人の仕事の範囲が明確になっていないことが多いことから、出社による管理、

つまるところは時間による管理をする会社が多いと思います。

特に昔に普及していたタイムカードはその典型かもしれません。

つまり、部下がちゃんと会社に来ているかで仕事をしているかを測る

という管理をしている会社が多く存在しています。

そういった会社が社会の流れで、急遽在宅勤務に移行した場合に起きることは

同じようなマネージメントを在宅勤務時にも強いてしまうということです。

例えば、パソコンのログを確認したり、スーツで社内の遠隔会議に出ることをルール付けたりです。

これは元々メンバーシップ型と在宅の働き方がマッチングしていないことが原因ではありますが、

メンバーシップ型とは言え、どれだけ在宅により個人が仕事しているかが可視化されやすくなります。

仕事の多い社員と仕事が少ない社員との間の偏りが浮き彫りになった時に

いわゆるサボれている社員のことをログやミーティングへの参加など管理にリソースをかけず、

まず仕事を明確に与えるか、ひとまず忙しい場合は置いておいて、

できる人からマネジメントしていくことが良いでしょう。逆に仕事が少ない社員は

コロナ後に人事整理が行われることを予想し、危機感を持つべきかもしれません。

2.遠隔授業

遠隔による授業については、学校向けのポータルサイトなど元々システムは存在していましたが、

ここに来て導入している所と導入していない所の差が浮き彫りになったと思います。

大学では文科省の規定で完全にオンラインによる授業で単位を与えることは難しいので、

そういった規定を見直すことが先に重要になってくると思いますが、

まずは遠隔講義のスタイルも工夫は必要かと思います。

先生がzoom(遠隔会議システム)を利用して、クラス全員に授業を行うスタイルも良いですが、

モバイルよりもPCを持っている人の方が先生の画面共有を見る際なども利用しやすいですから、

デバイスによる差が出てしまいます。(政府予算で機器を配布して欲しい所ですが)

この差を軽減するためには、リアルタイムに固執せず講義収録・動画配信も良いと思います。

そして、資料共有や小テストを課す場合はLMS(Learning Management System)を先生が使いこなし、

学生に1つのウェブサイトに掲載して提供するなどです。

小学生などにはある程度リアルタイムの講義で緊張感を学生に与える必要がありますが、

アクティブラーニングの考え方は元々、講義だけでなく、講義を受ける前に学ぶ物でした。

こういった教育のオンライン化は元々叫ばれていたこともあるため、

従来のままの授業をオンラインにするのではなく、オンラインの環境に合わせた

授業スタイルという物にしていく必要があると思います。

この後に及んで手書きのレポートは提出することができませんからね。

3.レッスンやミーティング

前述のオフィスワークや学校の授業だけでなく、その他対面が前提となっていた仕事を

急遽オンライン化している人も多いかと思います。

ヨガのレッスン、筋トレのレッスン、業種を問わない各種ミーティングなど。

私もダンスの練習は友人とzoomなどの遠隔会議システム等を駆使しながら行っていましたが、

音を共有することが難しいなど困難なことが多々あります。

そこで、必ずしもリアルタイムで行う必要はないのではないか?という結論にいたり、

各自録画で収録して共有。そして、今はなるべく振付を考える時間に充てるなどに切り替えました。

そして、レッスンや会議は何のためにやっているのか?と考え直す必要があるかもしれません。

筋トレのレッスンを受けている人についても、ライザップのようにノウハウを毎回教わるよりも、

継続できる環境を第一に求めていたのかもしれません。つまりはモチベーションの維持です。

今の時代はノウハウはどこにも落ちていますからね。

オフィスワークにしても、究極の所は殆どの会議は必要なく、連絡ツールはいくつも

存在しています。在宅勤務を長く続けていた会社からは雑談が意外と重要という声が多く、

こういったレッスンを主体とした物ではリアルタイムで教えることが難しい場合、

各自取り組んでもらった物を動画に収録してもらい、

モチベーション管理といった目的でリアルタイムで雑談を行う時間を

zoom等で設けるのも良いのではないかと思います。

リンゴ社長