日本を否定しても現状は変わらない3つの理由

こんにちは。リンゴ社長です。

私は今までに50を超える国に訪問して、必ず現地の国の人と話すようにしました。

こうやって海外経験を増やしていくと、客観的に国を見れるようになっていきます。

そして、日本や外国で海外好きの日本人とも多く出会います。

日本は他の国と比較すればするほど、独特というか変な所も多い国のため、

仕事観などを中心に、とりあえず「日本」を否定する人は多く見かけます。

しかし、本日はそんな日本を否定しても現状は変わらない理由について書いていきます。

1. 仕事に文句を言ってもサービスを享受しているから

日本人が「日本が嫌だと思うこと」のトップ1は「仕事」「労働環境」でしょう。

日本人は休みが少なく、働きすぎという考えを持っている人が多いです。

しかし、それは客観的なこととは言えず、日本人の平均労働時間より長い国もあり、

日本は祝日が世界で最も多い国の1つです。もちろん有給休暇も与えられています。

アメリカ人などは有給制度を取得する権利が法律で定められていません。

日本では、周りに厳しい仕事上のルールがあるのも仕事に対する負担の原因でしょうが、

自分がサービスを享受する際に、文句を言ったことはないでしょうか。

例えば、食べ物がそこまで来るのが遅くないのに、「まだですか?」と聞いたり。

しかし、日本はコンビニレベルでも質の高サービスが受けられます。

食べ物も温めてくれたり、気を遣ってスプーンや箸を入れてくれたり。

他の国では価格にあったサービスしか受けられない所が多いです(当たり前ですが)

ワシントンで格安バスに乗った時、荷物を降ろすの手伝って欲しいと聞いたら、

「何で俺がこの格安バスで荷物を降ろすサービスをやらなければいけないのか?」

と言われ手伝ってもらえなかったことがあります。

日本という国だからこそ、お客さんの立場になると自分も質の良いサービスを

格安で受けられている側面もあるので、一言に日本が厳しくて窮屈とも言えません。

2.周りを気にして自分を窮屈にしているだけだから

日本と言えども、他の国の影響を受けながら、社会が着実に変わってきています。

それは若い人が海外と比較して日本のここがおかしいと普通に考えられる思考を

持っていることからもわかります。それだけ世界中の情報が入ってきています。

そして、基本的な人権が保障されて、法もしっかりと整っている国です。

労使関係も改善されてきました。有給消化も国から義務付けしてくれている程です。

このため自分の生活を縛っているのは「日本がおかしい」だけでなく

自分が周りを気にして行動できていないだけ」なのかもしれません。

休みが取れないというのも、会社に迷惑がかかるからと周りに迷惑をかけると思いこんでおり、

逆に会社から変な仕事を押し付けられたり、会社から迷惑をかけられたことがあるように、

本来はフェアな関係なハズです。このように、どんな国でも良い所と悪い所がありますから、

結局変えられるのは自分からということになります。

もちろん、不十分な法制度が残っていることも多々あるので、そこは議員に任せるか

自分が議員になるかしかないですが、まずは自分が周りを気にしているだけで、

窮屈な思いをしているというレベルの物が圧倒的に多いと気づくのも大事です。

3.文句を言う人程、日本に住み続けているから

私はユダヤ系の人とも仕事をしていましたが、彼らは現在多くの国に住んでいます。

ユダヤ系のネットワークを使って彼らは簡単に色々な国に住めているだけでなく、

それぞれ本人や家族が実際に行動を起こして、言語を習得して住んでいる訳です。

日本人も、言語や文化の壁を乗り越えて、多くの人が海外へ移住しています。

しかし、日本に文句を言う人程、日本に住み続けているような気がします。

私の周りにもSNSで日本の文句ばかりを言って、日本に住んでいる人がいます。

文句を言って生活ができている分、幸せな国に住んでいるのかもしれませんが。

この国の制度や暮らしが嫌なら世界で活躍しているユダヤ人、日本人、中国人

その他多くの移民のように、海外で活躍できる権利は与えられていますから、

自分が置かれている環境を改善するために、動くか、動かないかは自分次第でしょう。

会社も同じで、会社の愚痴を言い続ける人程辞めないものでしょう。

逆に言うと行動してしまう人はすぐ行動してしまうので、文句を言わず

淡々と仕事をしている優秀な人材程、簡単に会社を辞めてしまう可能性があるので、

上司や経営者は要注意なのかもしれませんね。結局自分の行動が大事ということです。

リンゴ社長