なぜ人は期限を守れないのか(タイムマネジメント法)
こんにちは。リンゴ社長です。
タイトルは自分自身への問いでもあるのですが、皆さんは何事にも期限を守れますか?
ビジネス界では「納期を守ること」ができない人が多いと言われています。
私もよく、社内処理に時間がかかっていてと言い訳をして遅延したこともありました。
仕事が忙しくなればなる程、1つ1つの仕事の締めを忘れてしまうことも多々。
そんな本日は「なぜ人は期限を守れないのか」について書いていきたいと思います。
1.嫌なことは現実逃避したくなるから
先日、趣味でつながっている私の友達が仕事が多忙で、連絡が滞っていました。
彼は「仕事が忙しくて、あの日は現実逃避したくなっていた・・」と言っていました。
確かに自分の好きな趣味とは言え、調整が必要な話であったりと、
積極的になれない物も多々ありますが、彼にとっては相当好きな趣味だったので意外でした。
仕事が忙しくなると、小さなタスクでさえも忘れたくなる、後回ししたくなります。
脳の働きについて私は専門ではないですが、脳が負担にならないようにしているかもしれません。
このように1つ1つを後回しにしていくと、プライベートも仕事にも影響していきます。
そして、最終的に「時間が守れませんでした・・」となるのでしょう。
本当に好きなことだったら 多少大変でもすぐに取り掛かりますから、
自分の嫌な仕事を極力減らしていくというのも、後回しにしないコツです。
2.ギリギリに間に合わせようとするため
これは人によって分かれると思いますが、スタートダッシュして取り掛かる人と、
締切ギリギリになって無理やり間に合わせようとする人がいると思います。
私も含めて後者の人が特に多いのではないかと思います。
よくあるのが「夏休みの宿題」ですが、夏休み終了直前から取り掛かった人も多いでしょう。
時間の使い方として役に立つのは、前者のスタートダッシュだと思います。
これは後回しできないため、最初の一歩を踏み出す際の心理的負担は大きいですが、
ギリギリにやって間に合わない時の負担より明らかに小さいと思います。
また、日本の場合、始めの時間は守るけど終わりの時間はルーズと言われます。
例えば就業時間のように、普段時間に厳しいのに、残業は平気で行っているという具合です。
また、職場で「できるだけ早めに貰えると嬉しいです」と言ってしまうことはないですか。
期限を明確に決めて指示をする、指示を受けるというのが少ない場合もあると思います。
こういった文化が影響して、生産性が悪くなり、納期が曖昧になってしまうのかもしれません。
3.時間があるという錯覚があるため
人間は基本的に怠惰な生き物ですから、できるものなら後回しにしたい物です。
やらない理由に関しては、想像力を発揮させて作り上げることができるのも人間です。
その代表的な自分を納得させる理由が「まだ時間がある」という物です。
何度か納期を守れなかった人は、従事すべき仕事を辞めるかは別テーマにしても、
「時間があると思わないこと」が一番重要です。
忙しい人程レスポンスも早く、仕事ができているのは時間を節約するためです。
大学時代に無駄に時間を過ごしてしまいがちなのも、時間があるという錯覚からです。
また、何か提出期限が迫ってきている物が、1つだけの場合は、
余計にギリギリまで作業が終わらない可能性があります。
1つの提出物とその期限だけでスケジュールを考えてしまいがちですが、
実際の大人はそれだけを取り組んでいる訳ではなく、他の細々したこともあり、
それらが毎日の仕事の中で発生する事実を都合良く忘れてしまいます。
そのため、忙しい時に、「様々なことが起きて、なんでこんな忙しい時期に・・」と思うのも
準備不足が原因で、それは時間に余裕があると勘違いしてしまっているのが要因です。
こういった色々なことを並行して進めなければいけない立場にいる場合は
別途、専門家の本からタイムマネジメント方法を知る・学ぶ必要があると思います。
それを支えるマインドとして、「時間は基本的にないものだ」と思うことが大事です。
リンゴ社長