日本でグローバル化に対応する3つの方法
こんにちは。リンゴ社長です。
私はグローバル化とはオリンピックと同じような物だと思っております。
現在、訪日外国人が増えているのはオリンピックとは直接関係ないですが、
何事も「オリンピック」と結びつけるムードは日本にはありますよね。
同じようにグローバル化も別に今に始まったことではないのに、
何かのマーケティングをきっかけに語られるようになったのではないかと思います。
変にメディアで煽られがちな和風のグローバル化に対応する方法について、
50カ国以上を訪問し、外国企業と仕事をした経験を基に書いていきたいと思います。
1.言語力ではなく、何を伝えるか明確にする
もちろん主要言語の英語を読める、書ける、話せるに越したことはないですが、
言語は正直関係がありません。自分の専門分野があり、それを伝える気持ちさえあれば問題ないです。
私は英語をそれ程話せませんが、人より多くの国を行っているので、
外国の一般人より世界のことを知っていますから、話を聞いてもらえます。
また、日本人は発音などを気にして恥ずかしがって外国語を話さないことがありますが、
その恥ずかしいというプライドがある人は、会話の中身ではなく形に拘っている可能性があります。
グローバル化に対応するためには、特定の言語を使いこなすだけではなく、
多くの違いを持った人たちに、伝える力が大事なのだと思います。
もちろん言語を話せると、相手の文化を言語を通じて学べるので趣味や知識としては
とても良い物だとは思います。
2.日本に違和感を覚えること
帰国子女やハーフな人も同じだと思うのですが、私みたいに様々な国を見ていくと、
その比較回数が多すぎることから、日本の変な所を日々感じるようになっていきます。
例えば、女性専用車両があったり、店内よりも外から厳しくなった日本の禁煙対策など。
ただ現在は実際に外国に行っていなくても、「日本のここは変だよな」ということは
感じやすくなっていると思います。
日本の労働環境については、外国に行ったことがない日本人も変だと言っています。
それは、インターネットなどで外国の情報を知る機会が増えているからでしょう。
こういった日本での生活の違和感は、受け入れるだけではなく、変えていく努力が、
日本が国際標準に近づき、真のグローバル化につながるのではないかと思います。
明治時代は実際に異国を見た人が、世界に対し日本という国を示すため近代国家である日本を
作っていった歴史があります。
他国が変だとは言うのは簡単です。日本での違和感を大切にしましょう。
3.他人は自分のことをわかってくれると期待しない
日本人は少子化とは言え、世界的にも多い1億人もいる国です。
しかし、明治や世界大戦などを通してか、うまくまとまった国の1つだと思います。
そのため周りとの違いに敏感であり、変な人は「普通じゃない」と言われることがある社会です。
多くの人種がいるシンガポールやルクセンブルクやニューヨークなどはどうでしょうか。
そもそも、自分と相手は違うというマインドから会話している人が多いと思います。
「他人は自分のことをわかってくれるに違いない」という思考は同調意識があるからですが。
これは世界では通用しない価値観です。
日本でもブログ等を通して自分の意見を堂々と話す人も増えているように、本来日本人も
価値観は千差万別なのです。
他人は元々違うんだなというのは外国に行くとすぐに理解できて良いでしょう。
同調意識をまず消す所がグローバル化に対応する一歩でしょうね。
皆さんも、メディアによって作られた感がある「グローバル化」について
考えるきっかけになれば幸いです。
リンゴ社長