働き方改革に甘えることによるデメリット

こんにちは。リンゴ社長です。

このブログでは「働き方改革」について、多く取り上げており、

基本的に私は、労働者の労働時間の縮小や労働環境が改善されることを望んでいるため

このブログを続けていますが、本日は逆の視点で書いていこうと思います。

それは働き方改革が進むからこそ、仕事ができる人だけが守られていくという視点です。

仕事ができると思い込んでいて、教育するのが悩ましい部下の新人がいます。

その新人に対しては、どんなことがあっても定時で帰ることを許しているのですが、

労働環境が改善されている時代だからこそ、こういった新人や私自身も含めて、

逆に市場で活躍する場が無くなっていく時代にもなるのでは?と感じます。

本日はこのように、敢えて働き方改革のデメリットについて考えてみたいと思います。

1.仕事ができない人だと分かりやすくなる

本来は労働生産性を高め、労働者の幸福のために働き方改革は進んできたと思うのですが、

残業をしないこと、コストを削減すること、有給を取得することが目的化しつつある会社は

特に下請けのない、大企業などには多いのではないでしょうか。

残業をしないことは大前提だとしても、どうしても残業をしないといけない仕事は存在しますし、

それが本人のためになることもありますよね。(少しブラック的な書き方ですが笑)。

というのも、残業時間の削減により、仕事が終わらない日が続いてしまうことで、

「この人は時間内に仕事が終わらせられない」と思われる社員が出てくる可能性があるからです。

特に国際競争も激しい時代で、人件費の削減もある中での、働き方改革ですからね。

もちろん仕事の評価だけが人生ではないので、オフの時間が充実していればそれで良いですが、

仕事も人生で重要と考えている社員も多くいます。そのため、有給取得、ノー残業等を

義務化することで、仕事の出来、不出来がハッキリ分かってしまうのかもしれません。

2. 働き方改革に甘えることによる弊害

前述のように働き方改革が進み、有給取得、ノー残業が義務化されることで、

得するのは効率良く仕事を終わらせることができる「できる社員」なのかもしれません。

逆に守られることによって、自分の努力を怠ってしまうことはありますよね。

有給取得が義務付けられているので、仕事を中途半端にした状態でも、海外旅行を行けてしまう等。

有給休暇は当たり前の権利なので、取得は本人の自由ですが、ただ享受するだけでは、

市場に求められなくなるリスクもあるということです。

また、パワハラの多様化なども含めて、ある程度労働者が守られるようになったことによる

メリットはもちろん、デメリットも(特に若手は)知っておいた方が良いかなと思います。

もちろん、1つの職場で仕事ができないと思われたとしても、仕事の種類は千差万別で

得意・不得意があるので、仕事を変えることでパフォーマンスが変わることもあります。

そのため、1つの職場だけでは判断はできないので次に行けば良いだけなのですけど、

労働時間削減の中で、さらに得しているのは仕事ができる人だということは

知っておいた方が良いでしょう。っと本日は少し上から目線で若手向けに書いてみましたが、

私もいかに限られた時間で多くのことを、こなせるか考えている最中です。笑

リンゴ社長